ありふれた「つわり」体験記

私と夫と息子、3人家族
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現在第一子妊娠6ヶ月目の私。

今は安定期で、お腹は大きく重たくなってきているけど、つわりは治まり元気だ。

つわりが酷くなるという妊娠初期の時期は、私も例に漏れずつわりに苦しんだ。

私が特別酷かったわけではないと思う。

でも、このありふれているかもしれないつわり体験記を、書き残しておこうと思う。

生まれてしまったら、子育ての大変さの中で、つわりの苦しさは忘れてしまうかもしれないから。

妊娠発覚、つわりの始まり

妊娠が分かったのは、今年1月下旬。

基礎体温をキッチリつけていた私は、「これは、妊娠っぽいぞ?」と早々に気づいていた。

生理予定日を5日くらい過ぎた時に妊娠検査薬陽性を確認して、婦人科を受診。

無事に妊娠を確認したのである。

とても嬉しくて、家族に報告した。

家族はとても喜んでくれた。

祖父は泣いて喜んだ。

すでに姉は出産経験済み、妹は当時妊娠後期の時期で、私には前を行く経験者が2人もいるのが心強い。

母に妊娠出産のことを聞いても、大体の質問に対して「どうやったかなぁー忘れたわ」としか返ってこないので、歳の近い姉妹が経験者で恵まれていた。

姉も多少つわりに苦しんでいたが、妹の方が苦しそうだった。

私は自分のつわりが軽く済むことを祈りつつ、あまり深く考え過ぎないように過ごした。

そしてつわりはやってくる。

最初は、眠いな。とか、お腹空いたら気持ち悪めやな。とかそんな感じ。

食べづわりというやつやな!と思い、いろいろ食べていた。

その前触れから数日の間に、熱っぽさ、倦怠感、吐き気と様々な症状が現れた。

私の仕事はオフィスワーク。

社内で座って仕事ができるので、妊娠中も続けやすいと思ったけど、吐き気と倦怠感で座っているのも辛くなり、今年の2月はほとんど会社を休んだ。

私の会社はその辺はとても理解があるので、「今週休みます」と日曜日の夜に言っても対応してくれた。

ありがたかった。

食べられるものが少ない

そして私は家でほとんど寝ているという生活を送った。

一歩も家を出ず、なんとか食べられそうなものを食べて生きていた。

食べられるものは日々変化していった。

基本的に味の薄いものは受け付けなくなったので、白ごはんと豆腐はNG。

つわり初期はかまぼこにハマった。

夫が仕事帰りにかまぼこを買って帰るのを心待ちにし、わさび醤油で食べた。

一人で1本全部食べてた。

その後は、たこ焼き、フライドポテト、焼きそば、チャーハン、ゼリー、アイス、もずく酢、ペペロンチーノ、きゅうりのキューちゃん

食べれるものはどんどん変わり、食べたいから!と買っておいてもらったものが次の日には食べたくなくなったりしていた。

夫は本当に、本当によくやってくれた。

仕事に行きつつ家事を全てこなす。

仕事帰りに私がLINEで送りつけた買い物リストを見て買い物をする。

帰れば私が食べ散らかした食器を洗い、洗濯物をし、週末は掃除。

それでも私は「あーいいよな!しんどくない人は!!」などと当たり散らしていた。

よく耐えてくれた。

感謝でいっぱい大好き!である。

つわり真っ只中に迎えた結婚記念日には、私が妊娠前に店で見て可愛いと言っていた、ディズニーストアのユニベアシティのぬいぐるみをサプライズプレゼントしてくれた。

本当に良くできた夫。

愛想尽かされなくてよかった、、、

ユニベアシティのぬいぐるみ。結婚記念日の朝、食卓の私の椅子に置いてあった。

私が全く家事をしないので、流石に疲れた夫は、食器洗い洗浄機を買った。

基本倹約家なもので、家電を買うのは1ヶ月くらい下調べするようなタイプの夫だけど、その時は2日くらいで決断してネットで買った。

すごいスピード感だった。

やはりストレスが溜まってたのだろう。

今、食洗機はものすごく活躍してくれている。

夫らしからぬスピードで購入された食洗機。もう今はこれなしでは生活できない、我が家の救世主。

電子レンジの匂い、歯磨きが無理

さて、気持ち悪くて食べられるものが限られたほかに困ったことは、電子レンジのニオイが無理になったこと。

電子レンジのニオイなんて、いままで気にしていなかったけど、気持ち悪く感じるようになってからはやたらと気になる。

開けて匂うとえづく。

でも、冷凍チャーハンや冷凍ペペロンチーノで生きていた私は、夫が不在の平日の昼間は自分でレンジを使うしかない。

マスクをして息を止めてレンジを開け閉めしていた。

あと、最も苦しかったのが、歯磨き。

ある日普通に磨いていたら、急激な吐き気に襲われる。

急いで磨くのをやめて口の中の唾液も吐き出したけど、気持ち悪さは治らず。

若干嘔吐恐怖症の気がある私は吐きたくなくて半泣きになるが、

もう気分の悪さは待ったなし。

夫に泣きついて背中をさすってもらいながら、トイレで吐いた。

それからは寝ても覚めても吐き気に怯え、歯磨きも疎かに。

気分のマシな時に軽く磨いて、あとは口の洗浄液でゆすいで凌いだ。

安定期に入ってからの歯科検診で虫歯がなかったので、それでなんとか虫歯菌には勝てていたようだ。

倦怠感と微熱も相変わらずで、お風呂に入るのも辛いので、2日に1回でいいことにした。

『代謝が上がるので、妊婦さんは毎日お風呂に入って清潔に☆』

みたいなのは良く目にしたけど、無理なものはしょうがない。

仕事に復帰するも、、、

1ヶ月ほど仕事を休んだら、少し体調がマシになってきた気がして、仕事にも復帰。

その時も食べられるものは限られていたので、お弁当はチャーハン弁当を持参。

食べづわり対策で冷凍焼きおにぎりとゼリー飲料を間食しまくった。

それでもやはり倦怠感や吐き気に襲われる時があり、上司にことわって女子更衣室で寝たことも少なくない。

一度寝に行くと気持ち悪くて数十分、気持ち悪さが落ち着く頃には眠気に襲われてプラス数十分。

休憩に行くと1時間半は帰ってこんやん。って部署の人たちは思ってただろう。

すいませんでした。

でも「体調優先で大丈夫やで!」と言ってくれる上司・同僚しかいなくて、またまたありがたかった。

こうして、安定期間近くらいにつわりはだいぶ落ち着き、

体力も回復していった。

今では何でも美味しく食べられて、お出かけも楽しめて、

ステキなマタニティライフというやつが出来ていると思う。

夫や職場の人の支えを受けて、つわりを乗り越えた私。

つくづく、私は周りの人に恵まれていると感じる。

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