愛する夫は倹約家

私と夫と息子、3人家族
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私の愛する夫は倹約家である。

見る人によっては「ケチな人」と思うかもしれないけど、私は「倹約家」と思っている。

お金を使うべきところではしっかり出費することも受け入れてくれる(下調べ・比較・検討は凄いする)。

お金の価値観は近い夫婦

育った環境が近い夫と私。

共に3人兄弟姉妹。

とても裕福というほどでは無いけど、二人ともお金に不自由なく育ててもらった。

大学まで奨学金なしで出していただいて、本当に両親には感謝している。

お金の価値観は近いと思う。

二人とも、困らない程度の貯金は持っていて、お金の管理は1円単位でしっかりしたいタイプ。

なので、家計の管理は「Googleスプレッドシート」を使った共有家計簿に、

各自の出費を入力して管理している。

レシートはその場で捨てずにきちんと入力して、毎月清算。

収入の比率で負担額を計算して、過不足なくひと月を締めくくる。

もちろん精算は1円単位。

『男性側が多めに出すからザル勘定!』みたいなのが嫌な私は、この二人のルールが気に入っている。

私より倹約家な夫

さて、育った環境や価値観が近くても、やはり夫の方が私より倹約家だ!と感じるのである。

我が夫のどこを倹約家と感じているかというと、生活の端々で感じている。

例えば、仕事帰りに一緒にスーパーで夜ご飯のお弁当を買う時。

帰ってから料理をすると時間がかかるし、すぐ食べたい!と思う時はよくあるので、週に2、3回くらいはスーパーのお弁当を買って帰る。

ちなみに外食は週1回くらい。

近所の「まつのや」か帰り道の「サイゼリヤ」。

ちょっと贅沢で近所の「ココス」。

話をお弁当に戻そう。

私は、スーパーのお弁当はその日食べたいものを選ぶ。

「今日は野菜多めがいいなー」とか、「そろそろ魚食べときたいよなー」とか、そんな感じで選ぶ。

一方夫は、「これ半額やで!」とか、「こっちの方が50円安い」とか、

「このお弁当ならクーポンあるやん!」とかで選ぶ。

私のお弁当のお値段にまでとやかくいうことは無いけれど、自分のはとにかく値段重視で選ぶ。

スーパーに行く前に、今日はお寿司食べたいという話になっていても、私は定価のお寿司を選び、夫は30%OFFののり弁を選ぶ。

そんな夫を見て、「外食するよりは安いんやから、食べたいものが決まってる時くらい、食べたいもの選んだら?」と言ってみたりする。

でも夫の安いもの選びは続いた。

ある日、やっと私は理解する。

夫にとって、『食べたいもの=お得で安いもの』であるということを。

我慢してのり弁を選んでいた訳ではなかった。

お寿司が食べたいと思っていても、その日お得に食べられるものがのり弁であるという情報が頭に入った時点で、もう食べたいものはのり弁に変わっているのだ。

30%OFFののり弁を、とても幸せそうに食べる夫。

可愛い。大好きだ!!

このように、夫の倹約家精神は夫の潜在意識に刻み込まれているものであり、本人は無理をせずに安いものを満足して選ぶことができる。

夫には、スーパーの中に好きなコーナーがある。

フードロス貢献コーナーである。

そのコーナーのワゴンには、ジャンルを問わず割引されたものが載せられている。

無駄なものは買わない夫だが、そのコーナーでは真剣な表情で商品を物色する。

いつもは高くて買わない「ちょっと良いビーフシチューのルー」に半額シールが貼られていたり、ストックしている調味料が何割引かだったりしたら、

目を輝かせて私に報告してくれる。

私は、良く見つけ出したね!と夫を褒める。

割引シールが大好きな夫は得意げにそれをカゴに入れる。

可愛い。

夫の大好きなインスタントコーヒーの値段

そんな夫が、唯一値段ではなく好みの味で選んでいる商品がある。

インスタントコーヒーである。

夫は、インスタントコーヒーの「ネスカフェ GOLD BLEND」が大好きである。

そこらへんのカフェのコーヒーより美味しいという。

カフェより美味しいというのは完全に夫の主観だと思うけど、気に入って飲んでいる。

そんなコーヒーまで、変えようかという事態になりかけたのは、つい最近。

少し前までは、GOLD BLENDは120g入りが最寄りのスーパーで598円で買えた。

それが、最近は698円が底値になっている。

そして数日、858円でしか売っていない期間があった。

ちょうど、そろそろストックがなくなるからGOLD BLEND買わないと、というタイミングで858円だったので、夫は落ち込んだ。

「もうなくなっちゃうから、1個だけこの値段で買って繋いで、安くなったらいっぱい買おう」と提案する私。

でも夫は買わない。

「まだ5日分くらいは家に残ってるから、まだ粘る」と言った。

それから毎日GOLD BLENDの値段を確認する夫。

「今日も858円やわ・・・」

「もう一個のスーパーはもっと高いわ・・。」

というのがまた3日ほど続き、いよいよ弱気になる夫。

「今回だけは、GOLD BLENDじゃなくて、もっと安い銘柄のを買おうかな。」と言い出した。

毎晩食後に嬉しそうにインスタントコーヒーを入れる夫。

香りがいいねと嬉しそうな夫。

なのに、大好きなGOLD BLENDを諦めるのか。

私は励ました。

「毎日スタバでコーヒー飲む人もおるんやで。その人は、毎日500円はコーヒーに使う。

それに比べてGOLD BLEND 120g(60杯分)が858円なんて、めちゃくちゃ安いんやで!!!」

力なく笑う夫。

あんなに大好きな銘柄なのだから、どうか勇気を出して買って欲しい。

でも、納得して買わないと、大好きなコーヒータイムに雑念が混ざるのも可愛そう。

だから、私が勝手に858円で買ったりはしなかった。

いよいよもうストックがなくなるという時、最寄りの所とは別のスーパーで、698円のGOLD BLENDを発見!!!

しかも15g増量中の135gのもの!!

そのスーパーでは、お会計時5%OFFのアプリクーポンも使える!!

色めきたって、6個くらい買いだめした。

かくして、夫の食後の笑顔は守られた。

今日も夫は満足げな顔で、食後のインスタントコーヒーを注ぐ。

ちょっぴり倹約家な、私の愛しい夫の話である。

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