3姉妹、私の小学生〜中学校時代の家族の話

忘れたくない思い出話
スポンサーリンク

2歳年上の姉と、双子の妹に挟まれた、真ん中の私。

幼稚園では双子というだけでチヤホヤされ、そして小学校に上がる。

前回書いた、生まれてから幼稚園までのお話はこちら。

3姉妹の真ん中で双子の私
2歳上の姉と、同い年の妹。3姉妹の真ん中の私。 母は普通分娩で双子を産み、出てきた双子は双子らしからぬデカさだった。 年の近い3姉妹の育児をした両親のことを、親になろうとしている今、尊敬している。 双子と姉の幼少期のお話を書きました。

ピンクのランドセル事件

2歳年上の姉が通う小学校に、私と妹も入学した。

その前に語らなければならないのが、姉が今でも根に持つ『ピンクのランドセル事件』

今でこそ、ランドセルはカラフルなものが沢山あって、小学生は自由な色と形を選んでいるイメージだけど、平成元年生まれの姉が入学する頃は、まだそこまで色とりどりではなかった。

姉は、幼稚園の時からランドセルはピンク色のものにしたいと思っていたらしい。

その証拠に、姉が幼稚園の年長さんの時に川柳を作ってみようという取り組みをした時に、姉はこんな句を詠んでいる。

『ランドセル ピンク色のが 欲しいなあ』

ピンクのランドセルへの憧れがすごい。

でも、両親は、ランドセルといえば女の子が赤で男の子が黒という認識の世代。

ピンクが欲しい気持ちもわかるけど、もし、ピンクのランドセルを選んで周りから娘だけが浮いてしまうようなことがあれば、からかわれたりするかもしれない。

と、両親は心配した。

私の親世代のランドセルといえば、赤と黒のこのイメージ

だから、娘の可愛さゆえに「ランドセルは赤色にしなさい」と、姉の希望を却下して赤を選ばせた。

ところが。

いざ姉が入学してみると、結構ピンクのランドセルを背負った子もいたのである。

ピンクのランドセルが浮くということはなかった。

それを確認した両親は、下の私たち双子が入学する前には、「3姉妹の誰のランドセルか一目で分かるように、むしろ赤以外のを選んだら?」と提案してきた。

そこで私が選んだのは、ワインレッドのような濃いめのピンク、妹は明るめのピンクのランドセル!!

その色のランドセルを抱えて嬉しそうに帰ってきた妹を見て、姉は当然憤慨した。

自分はあんなにも憧れていたピンクのランドセルを買ってもらえなかったのに!

妹はいとも簡単にそれを手に入れたから。

両親に「心配やったんやから、しょうがないやろ」と言われても、納得できなくて拗ねた。

この話は、今でも姉はたまにしてくる。

「親心は理解できるけど、今でも根に持ってるからな。」と(笑)。

ちいちゃんのかげおくり本読み事件

小学校時代の家族のエピソードで印象的なのをもう一つ。

小学校の国語の宿題で、本読みというのがあった。

家で国語の教科書を音読し、それを親などに聞いてもらって、本読みカードにハンコを押してもらうという宿題。

3年生くらいで国語で習う『ちいちゃんのかげおくり』の本読みの宿題の時。

その日も私は真面目に本読みの宿題を遂行すべく、母に「ちいちゃんのかげおくり」を読んで聞いてもらっていた。

初めてちいちゃんのかげおくりを聞く母に、お話を最初から最後まで読んだ。

いつもなら、家事をしながら片手間に聞いている母が、途中から家事の手を止めて真剣に聞いている。

『ちいちゃん』が死んでしまうという悲しいラストを読んだ時、母は「え!?死んじゃうん!?それで終わり!?」と言い、涙目で落ち込んだ。

聞いている時から悲しすぎるお話だとは思いつつも、最後にはちいちゃんが救われると信じて聞いていたようだ。

「これで終わりやで」と私が言うと、

「もうその話は辛すぎて聞かれへんわ。明日から本読みはママがおらんところで読んで。ハンコは押すから・・・」と返された。

これが、『ちいちゃんのかげおくり本読み禁止事件』!!

それ以降、私も妹も、子供部屋で音読してからハンコをもらいに行っていた。

聞かせる相手がいないからサボることもできたけど、真面目な姉妹はちゃんと音読をしていた。

母は、『上手に読めました』などと、聞いてもいないのにコメントを書いてハンコを押していた。

ちなみに同じ戦争のお話でも、『一つの花』と言うお話は、最後が主人公の『ゆみ子』の幸せそうな姿で終わるから、母に音読を聞かせても大丈夫だった。

中学生では双子はライバルに

小学校は2クラスだけで、妹と私は絶対に別々のクラスになるので、同級生は必ず双子のどちらかと毎年同じクラスになるというシステムだった。

何か忘れ物をしてしまっても、教科書の貸し借りや体操服の貸し借りがし易くて、双子の特権を使いまくっていたように思う。

中学校に入ってからは、私は硬式テニス部、妹は吹奏楽部を選んだので、同じ学校だったけどだいぶ違う部分も増えてきた。

でも、勉強はいつも競いあっていて、成績やテストの点数を競っては一喜一憂するような双子だった。

音楽は妹の方が得意で、体育は私の方が得意。あとはどっこいどっこいだった。

テストの点数で負けた方が落ち込んだりしてしまうめんどくさい状態になってきたので、成績表やテストの点数はお互いに秘密にするという謎ルールが誕生した。

そんな、お互いに対して負けず嫌いの双子。

高校からは別の学校に進学する。

それ以降のエピソードは、また書けたら書こうと思う!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました